2024年2月
(一社)郡上建設業協会
副理事長 髙橋 光男
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皆さん除雪ご苦労様です。
年々雪が少なくなり、それぞれ大変かと思われます。
特に南部の方々は重機の維持費だけでも大変ではないでしょうか。
また、郡上市の発注工事は20年前と比較すると年々少なくなっており今年度は半減しています。
来年度の発注が増加することに期待したいものです。
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2024年3月
(一社)郡上建設業協会
副理事長 木越 幹人
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能登半島の震災から2か月が過ぎました。
半島という海に囲まれた地域で、海からのルート、山からのルート共に土砂崩れなどで道路が寸断され、避難ルート、支援物資の搬入ルートを確保するために、非常に時間がかかりました。
能登半島だけでなく、この郡上で同じような震災が発生した場合、支援物資は手元に届くでしょうか?
この郡上は海ではなく、山に囲まれて、多くの地域で震災時には道路が寸断される可能性が高く、支援物資、災害応援など時間がかかると考えられます。
そのような場合でも、人の往来、物資の搬入を確保し、電気、通信、上水、下水なども含めたインフラが通常通り機能し安全・安心な生活するために必要なのは国土の強靭化です。
能登での災害復旧を行う地元建設業の働きがなかなかメディアに流れることは少ないですが、心身ともに疲れている中、頑張っています。
災害復旧には地元建設業者は無くてはならないものであると考えますので、その際は建設業協会員が一丸となって力を発揮していきましょう。
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2024年4月
(一社)郡上建設業協会
理事 二村 伸吾
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今月から「時間外長時間労働に対する上限規制」が完全適用開始されます。 働き方改革の一環として他にも週休2日制の完全実施・有給休暇の取得義務化等様々な取組みがあり、我々中小業者にとって厳しい対応が求められています。
反面、令和6年度の公共工事設計労務単価は全国全職種平均で5.9%引上げられ、現在盛んに報道されている今年の春闘での連合賃上げ額の5%強と遜色ない数値です。
小泉政権から民主党政権時の毎年労務単価が引下げられていた時期には、「卵が先か鶏が先か」理論で賃金を引上げれば労務単価も上がるといわれていましたが、第二次安倍政権以降は政策的に労務単価の引上げが続いています。
またコロナ沈静化後に物価が上がり始めたころには中小企業ではコストの上昇分を製品単価に上乗せ出来ないとされていましたが、現在の業界の状況は真逆で製品単価が先に引き上げられているといえます。
こうした様々な恩恵を受けている我々業者は、政策的な意図に応えて「働き方改革」を積極的に推進して他産業に劣らない労働環境の整備に努め「担い手不足」の解消に努めたいものです。
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2024年5月
(一社)郡上建設業協会
理事 野﨑 毅
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新緑の5月、1年でいちばん過ごしやすい季節です。 雨も少なく我々屋外の作業が多いものにとっては最高な時期ではありますが、年度初めでいちばん仕事の少ない時期でもあります。
年度初めの時期を変更するなどして何とかならないものかといつも思います。
先日の市長・市議会選挙、我々が支持しました候補者が無事当選されました。選挙期間も短く会員皆様におかれましても大変ご苦労様でありました。 また4月、5月は総会・河川清掃・ISO内部監査等大変行事も多く皆様のご協力よろしくお願いいたします。
我々業界も「担い手不足」「時間外労働の上限規制」「各種電子化への移行」等多くの課題がありますが、労務単価は平成24年度から令和6年度までの12年間で約70%引き上げられ大変ありがたいことだと思います。
これからまた暑い日が訪れますが熱中症対策を万全にし、乗り切って行きましょう。
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2024年6月
(一社)郡上建設業協会
理事 山下 健一
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いよいよ郡上も初夏を迎えます。
ユネスコ遺産に認定された長良川の鮎や吉田川と和良川の鮎漁の解禁がやがて始まります。今年は稚鮎の成長が良くて解禁が早まると言われ、最近では女性や学生さんなどの若年層の釣り人気も一層増しています。
また郡上踊りもユネスコ無形文化遺産に認定され、今年はコロナ感染の心配も薄く、白鳥踊りも含めて多くの来場が見込まれ、賑やかな郡上の季節の到来です。
郡上市の大きな課題は「少子高齢化社会」ですが、それ以上に郡上の将来は中津川からの「濃尾横断自動車道」と、北陸から関東に繋がる「中部縦貫自動車道」の2本がが「東海北陸自動車道」の郡上の中の「八幡ICと白鳥IC」に接続することで、立地だけでなく交通アクセスでも「日本の中心」と云ってよい程の素晴らしい環境が整います。
先人達が残した地域を、より価値あるものにする為に立地条件を最大限に活かし「夢ある郡上の将来」に向け、我々郡上建設業協会の役割はいっそう大きなものが有ると思っています。感謝
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2024年7月
(一社)郡上建設業協会
理事 西脇 徳近
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(一社)岐阜県建設業協会の林政委員会に所属しています。
毎年、岐阜県林政部との意見交換会が開催され、出席させていただいています。 昨年の会議の中で、「昨年9月以降の発注工事から治山などで携帯電波が圏外の場合、衛星電話のリース代を安全費の積み上げで計上できる」という報告が林政部の方からありました。
すぐに連絡ができるかどうかは作業員の安全にも係わる事なので、該当される現場は協議などで上げて頂けると良いと思います。
また、生コンのポンプ打設時のポンプ車代が設計と実費との乖離があることについて昨年から調査をしていただいているようです。
意見交換の場を持つことで、少しずつ実際に改善に繋がっています。
協会イントラの回覧板等を通じてまた各社にご意見等がないかお伺いすることがあると思いますので、その時はご協力お願いします。
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2024年8月
(一社)郡上建設業協会
監事 下牧 成男
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YouTubeのショート動画を面白いので見ておりましたら、実に様々な情報の多いこと多いこと。
真偽は別として、あの1分足らずの動画が次々と世界中から投稿され、趣味趣向が同枠であればある程その狭き分野まで個人の視聴者に合わせて類似動画が矢のようにアップされます。
ですから続けてタップします。しかし、気が付くと目がしょぼしょぼして疲れを感じます。
あの立て続けの大きな情報量が、視覚を通して言語、音とともに脳に響きわたるのです。
疲れるはずです。
もう40年近く前にこんな話を能登のお寺の住職から聞きました。
「アンテナをはって生きなさい。」
アンテナとは見えないもの、聞こえないものを感じ取ると言うものです。
住職はこう続けました。「檀家さんに不幸があるとすぐにわかります。ピシッと物音がして人物の姿を感じ、暫くすると電話が鳴りそれを伝えられることでやっぱりあの方が挨拶にみえたんだと」
他にも不思議な話をして下さったのですが、とどのつまりは「便利な文明の利器に依存しすぎると勘が鈍る。しかし勘を働かせることを怠るな」とのことでした。
あれから40年。確かに目を見張る進化。スマートフォン、ナビゲーション、ドローンなど。
私たちの生活は大変便利になりました。しかし幸福感は比例しているでしょうか。
犠牲にしているものは? 温暖化をはじめとする異常気象、少子化の果ての限界集落、不登校ひきこもり、SNSいじめ。戦後の昔と今ではどちらが幸せでしょうか。
少なくとも、私たちは先人が作った土台を踏みしめて前を向いて力強く生きなければなりません。 勘を働かせ、小さな幸せを重ねて大きな幸せとしたいものです。
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2024年9月
(一社)郡上建設業協会
監事 名畑 雅仁
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8月中旬に南海トラフ地震臨時情報が発表されて緊張感が一気に高まり、各社・各家庭も災害用品等を買い揃えたりしたのではないでしょうか。
いつなんどき災害が来ても迅速に対応ができる備え、また心の準備をして常日頃から倉庫や資材置き場の整理整頓や何がどこにあるか、使える道具、使えない道具などの仕分けなどを改めてやっておかないといけないなと感じました。
また9月は台風が来る時期でもあるため、河川の氾濫、強風による倒木等、様々な災害が予測されます。
皆様も、災害に備えていざという時は地域の安全な暮らしを守っているのは地元の建設業者なんだと思ってもらえるように頑張っていきましょう。
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2024年10月
(一社)郡上建設業協会
相談役 硲 孝司
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残暑御見舞申し上げます。
現在10月の初旬ですが、今だ日中は猛暑で大変です。 皆さんのお仕事は炎天下での作業が多く大変だと思っていますが、熱中症に充分御気を付けて頑張って下さい。
さて、今般自民党の総裁選挙が行われたところですが、私も長い間皆様方にお世話になって行政政治の世界を過して来ました。 しかし、今程政界が混沌としている事は前例がなく自民党の裏金問題で派閥の解散があり、九名もの総裁候補で選挙が行われました。 今後の政界の状況に注目されるところです。 皆様方と共に郡上の様な中山間地域に充分理解を示していただくことを願っています。
又、来春早々県知事選挙があります。
皆さん方と一緒に力いっぱい頑張りたいと考えています。
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2024年11月
岐阜県郡上農林事務所
所長 古沢 弘康
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日頃は岐阜県の農林行政の推進につきまして、郡上建設業協会の皆様にはご理解ご協力を賜り誠にありがとうございます。
特に、県土の強靭化や農業・農村整備、林業の各分野の推進に必要な社会資本の整備に、ご尽力を頂いていることについて、重ねてお礼申し上げます。
今年の夏は記録的な猛暑と残暑に見舞われ、この原稿を書いている10月下旬でも日中は汗ばむ陽気が続いています。紅葉の時期も例年から遅れているようで、日中の暑さと相まって年々季節感が薄れていることが感じられます。
さて、今年度の当事務所の当初予算総額は、約36億円(うち工事にかかる業務委託費、工事費は約21億円)で、早期発注に努めた結果、10月末時点で農業農村整備事業の発注率は86%、治山事業は88%、林道事業は96%となりました。
受注いただきました事業者の皆様のご尽力により、当所発注の今年度工事については、今のところ無事故で工事を進められておりますが、今後も安全対策を徹底いただきながら、工事の品質確保に取り組んでいただきますようお願いいたします。
また、今年の5月から6月にかけて、大雨により郡上地域でも林道災害が6路線6箇所で発生しましたが、それ以降県内への台風の接近等もなかったことから、幸いにも大規模な山地災害に見舞われることはありませんでした。被害を受けた林道施設は、順次、国の災害査定を受けており、今後、郡上市において復旧工事が進められる予定となっています。
一方、先般の9月県議会において補正予算案が可決され、当事務所には、工事関連で約1.8億円の追加予算が措置されました。発注の準備が整い次第、速やかに発注をしてまいりたいと考えております。
今後、年度末にかけ、令和7年度事業計画の策定が本格化していきますが、郡上地域の農林業の一層の振興と、地域住民の皆様の安全、安心の確保のため、必要となる農林業予算の確保に全力で取り組んでまいります。
一方で今年の1月には県内で3年ぶりに鳥インフルエンザが発生いたしました。これから鳥インフルエンザの発生が危惧される時期も迎えますが、万が一、管内で発生した際には、令和3年に郡上建設業協会と締結した「家畜伝染病発生時における防疫業務に関する運用協定」に基づき、協力要請をさせていただくこととなると存じますので、何卒、ご協力をお願い申し上げます。
結びに、郡上建設業協会の益々のご発展と協会員の皆様におかれましては、これから寒い季節を迎えますが、ご健康にご留意いただきますよう心よりお祈り申し上げます。
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